今回は発達障害の人で、将来子どもがほしいと考えている人へ向けて
発達障害の私のセキララ妊娠生活(マタニティライフ)と、
高齢出産(35歳以上で子どもを出産すること)について現時点で思うことを書きたいと思います。
あくまで私個人の体験談と考えです。
妊娠出産も個人差が大きく、私の体験が多くの発達障害の人に当てはまるとは限りません。
私は現在妊娠9ヶ月(2019年9月22日時点)。
11月に出産予定、
39歳での高齢出産になります。
結論から言うと
妊娠生活、正直
しんどい・・・
理由は、マイナートラブル(妊娠による不快症状)の連続だから。
前こんなツイートをしました。
私の言いたいことが集約されてます。
【高齢出産】 毎日野菜多めに食べているけど、「妊娠糖尿病」寸前になりました。 家族に誰も糖尿病はいないので、原因は私の年齢(当時38歳)…だろうな。 30代以上の発達障害の人で子どもを希望している人は、1歳でも3歳でも若いほうがいいと個人的に思います。男女ともにです。 例え若く見えても、年齢には抗えません。
特に30代の発達障害の人で子どもを望む人は、結婚・妊活・お金のこと等、早めに動いたほうが後がきっと楽です。
理由は2つ
- 発達障害の人は疲れやすい+体力ない人が多い→妊娠・出産・子育ては体力勝負
- 【発達障害の女性】ホルモンバランスを崩しやすく、マイナートラブルを抱えやすいのではないか→私の印象と体験
発達障害を差し引いても、体力が少しでもある若い内に妊娠したほうが、
出産のリスクも低くなるし、子育ても体力的に楽だと思います。
すでに35歳以上の発達障害の人で、
子どもを希望する人はどうしたらいいのか。
私の体験をシェアします。
発達障害+妊娠+高齢出産のまどりの場合

この約8ヶ月間のマタニティライフをひと言であらわすと、
しんどい
これに尽きます。
妊娠は
妊娠初期→中期(安定期)→後期
の3つの期間に区切られ、
妊娠中期(妊娠5~7ヶ月)は「安定期」とも言われますが、
私は
「安定」とはまったくの無縁・・・
上のイラストの通り、常に10前後の不調(マイナートラブル)に襲われながら
毎日どうにかやり過ごしている状態です。
妊娠後、正直こんなに沢山のマイナートラブルに常に襲われるとは想像もできなかった。
自分の体の変化に心も体も追いつかないし、
マイナートラブルの症状も変化します。
不調が多すぎて、薬を5種類も処方されていました(妊婦が飲んでも大丈夫な薬)。
いまは日に日に体を動かすことが大変になってきていて、
外出時間は2時間が限界です。
夜はゾウさんの足のようにむくみ、歩くのがやっと。
持っている靴はすべて履けなくなりました。
腰痛、膝の痛み、恥骨痛が特にQOL(生活の質)を下げていて、
数多くの不調と、制約・制限の多いマタニティライフです。
「マタニティライフを楽しもう♪」
とかネットで見かけるけど、
辛い症状がありすぎて楽しむ余裕なんてないです。
体力がなく疲れやすいから、より不調を感じやすいのか、
発達障害+高年齢+元々の体質
が複合的に影響して多くの不調を引き起こしているのか、何がなんだかわかりません。
けど、今より5歳でも若ければ、マイナートラブルの出方も違っていたと思うし
体力気力でカバーできた部分もあったと思います。
今は不調がダイレクトに響いている感じ・・・。
お金に余裕があれば、いっそ入院して体調や身の回りのことすべてを管理してもらいたいくらい。
また、母乳で育てたいので妊娠中に向精神薬の減薬・断薬を同時に進めています。
なので余計にしんどいのかもなぁ。
*妊婦が飲んでもお腹の子に影響が少ない薬です。
ただし母乳にはお薬の成分が出てしまうため、出産後に向けて減薬・断薬を試みています。
マイナートラブル対策
世の中の妊婦さんと、たぶん変わらないことをやっています。
◆腰痛、恥骨痛の対策
骨盤ベルト(トコちゃんベルトⅡ)の着用、腹巻きやホッカイロで温める
◆足のむくみ対策
弾性ソックス(むくみを和らげる特殊な編み方をしたソックス)を履く、
むくみ取りの漢方を飲む、足を温める・動かす、塩分量に気をつける
◆便秘
下剤を飲む、ウエストを軽くひねる
◆リラックス
マタニティヨガ、好きな音楽を聴く、ぬるめの入浴
◆体重コントロール
毎日体重をはかり記録
増えすぎた時は歩く時間を増やす、食事量を調整する
◆その他
ビタミン、カルシウム、葉酸のサプリを毎日飲む、
お腹の子に毎日話しかける、
無理はしない、疲れたと感じたら横になる
毎日やることが盛り沢山なんですが、
今まで自分が心身の健康のためにやってきたこと+アルファ
という感じでしょうか。
妊娠グッズや今だけ飲んでいるお薬以外は
これからも心身の健康のために続けたいと思います。
妊娠中の夫婦関係
夫のケイさんにも、父親になる自覚を持ってもらうべく
「パパママ教室」へ夫婦で参加。
赤ちゃんの沐浴(お風呂)、食事、着替えなど実際に人形を使って練習。
先日は、赤ちゃんの応急手当講習会にも夫婦で参加。
赤ちゃんの心肺蘇生法の練習などをしてきました。
ケイさんと私は発達障害があり、
突発や急変など状況の変化に弱いところがあります。
これから迎える子どものために、
前もって練習(実践)したり、動画を見てイメージトレーニングをしたり
夫婦一緒に備えています。
ケイさんもお腹の娘に毎日あいさつ&話しかけています。
役割分担を明確にして、ケイさんには買い物と皿洗いを、
私は洗濯、掃除、料理担当です。
私ひとりが親ではないので、なるべくケイさんを巻き込んで
一緒に親になる準備を進めています。
お世話になっているアプリ
ninaru(ニナル)
赤ちゃんの様子や妊娠中のママへのメッセージが毎日読めて
勉強になるし、今と、少し先のことも知れる安心感もあります。
情報が氾濫する中、私はこのアプリに助けられています。
メッセージもちょうど良い長さ。
本当にこのアプリを入れて良かった。
ケイさんには「パパninaru(ニナル)」を入れてもらっています。
※回し者ではありません(笑)
ninaru(ニナル)
https://eversense.co.jp/product/ninaru
最後に
ケイさんと私はアラフォー晩婚。
結婚後も不妊や子どもを持つことに悩んでいたので、
妊娠が遅くなってしまいました。
「(妊娠が)あと5歳、3歳でも若ければ、気力も体力的にも、もっと楽だったよなー…」
と何度も思いました。
間もなく迎える出産や子育てでも、同じことを思う局面があるかも。
けど、
私たち夫婦の結婚・妊娠・出産はこのタイミングだった
と自分に言い聞かせています。
正直、このしんどい毎日から早く解放されたい気持ちが大きいです。
早くお腹の娘に会いたい。
発達障害の診断を受ける人が若い人にも増えています。
将来子どもを希望する人は当然いると思います。
発達障害+晩婚+高齢出産の私個人の考えは、
子どもを希望する発達障害の人は1歳でも3歳でも若い内に準備を進めたほうが後がきっと楽です。
40代で出産した芸能人などのニュースを見聞きすると、
「自分はまだ若いから大丈夫」
と思うかもしれません。
目立たないだけで高齢出産のリスクは当然あるし
何より発達障害の人の妊娠生活は、疲れやすく体力の少ない人が多いので
人より大変な面があると私は思います。
最後に、
娘に会えるのを、ケイさんも私もとても楽しみにしています。
そしてどうか、無事に生まれてきますように。