まどりです。
『発達凸凹夫婦の記録』
ブログのタイトルが揺らぐような離婚の危機を
私たち夫婦は迎えています。
なぜ離婚寸前なのか、
これまでの状況や対策、原因、今後について
ここに整理したいと思います。
前回は離婚寸前に至るまでの状況を、
今回②では、問題を解決するために起こした行動(対策)を整理しました。
(①~③の全3回の予定です)
前回(これまでの状況)はこちら↓

・片方(または両方)が発達障害や精神障害のカップル・ご夫婦
・発達、精神障害のご家族
何か拾えるものがあれば幸いです。
解決のための10の行動 あらゆる手を尽くす
家族3人を守るために、出産直後から行動を起こします。
- 娘を虐待(夫ケイさんが娘の目の前で私を怒鳴る等)から守る
- 夫ケイさんの心身を守る
- 産後のケアと、ケイさんのDVから自分の心身を守る
前回も書きましたが、
とにかく私1人で抱え込まないように、
考えつく限りの人・支援機関に助けを求めました。
以下、助けを求めた10の機関と人です。
- 保健師さん
- 子ども家庭支援センター
- 訪問看護
- 恩人
- 夫の通院先
- 夫の勤務先の上司
- カウンセリング
- 主治医(私)
- 実家
- 義理家族
1. 保健師さん
2. 子ども家庭支援センター
妊娠を機に担当になった自治体の保健師さん。
最初の総合窓口のような存在で
必要な情報を的確に教えてくれて本当に助かりました。
社会資源の紹介(産後のサービス、訪問看護など)、
かかりつけの小児科や保育園の探し方、
里帰り中も体調や育児の相談に乗ってくれました。
子ども家庭支援センター
保健師さんがつなげてくれた、
直接・間接的に産後、最もお世話になった機関。
育児相談、産後サポートの仲介、
ケイさんへの服薬指導、
育児グッズ(中古)をいただいたり、
私の具合が悪い時、家まで野菜スープを作りに来てくれたり(美味しかった…)。
私の産後サポートのための
「養育支援ヘルパー」を仲介してくださり
本当に本当に助かりました。

また、
『ベビーカーそろそろ準備したいけど、選択肢が多すぎて何を選んだら…』
とオロオロしていたタイミングで中古ベビーカーを譲っていただき、
今では毎日娘が乗っています。
ありがたすぎる…(涙)
足を向けて寝られないほどお世話になりました。
子ども家庭支援センターのサポートがなければ、
おそらく私は入院していました。
出産トラブルの影響もあって産後具合が悪すぎた。

ケイさんはというと…
支援員さんの話も聞く耳も持たず(;^ω^)
ハッキリと
「あなたのしていることは(娘に対する)虐待です。」
と伝えてくれましたがケイさんは否定。
服薬指導も効果薄でした。
3. 訪問看護
4. 恩人
3月から夫婦共通の知人(看護師さん)の訪問看護を受けはじめました。
私とケイさんの体調、状況の整理と今後のとり組み等
相談に乗っていただいています。
名目上は私の訪問看護ですが、
夫も交えて3人で話すようになったら
知人が帰ったあとしばらく夫ととても穏やかな時間を過ごせるように。
夫自身と夫婦関係に少しずつ変化が起きはじめます。
その看護師の知人をつないでくれたのが
これまた夫婦共通の恩人。
恩人へも何度か相談。
相談して気持ちがだいぶ楽になりました。
ケイさんへの見方が柔らかくなったと思う。
恩人から
「(ケイさんに)まずは軽い眠剤を飲んでもらっては」
とのアドバイスを受け、
夫にススメたら1度だけ眠剤を飲みました…!
これはとても大きな前進でした。
(次のブログで詳しく書きます)
そして
ケイさんに完璧を求め、
多くを求めていたことに気づきます。

5. 夫の通院先
6. 夫の勤務先の上司に相談
夫の通院先へ何度か相談しましたが
頼りになりませんでした。
ケイさんの病状回復と、
問題解決のカギを握る通院先。
ケイさんの躁状態がひどく警察沙汰になったこと、
長年服薬していないことを伝えたのですが…
個人情報保護と本人と主治医の信頼関係を理由に
非協力的でチカラになってもらえず。
家庭崩壊寸前、離婚寸前と必死に伝えましたが、
非協力な返答に終始し徒労に終わりました。
家族が、娘が、私がすごく困っているのに
冷たくあしらわれた感じがしてとても悲しかったです。
…ケイさんに転院してほしい(-_-;)
病院って何のためにあるのだろう……?
ケイさんの職場の上司に相談しました。
ケイさんは障害者雇用。
職場は精神疾患の専門機関なので、
双極性障害に理解があると期待して相談。
上司の方はケイさんをよく理解している感じで少し安心しました。
私からの相談を受けて、
今後も引き続きケイさんの体調を気にかけ、声をかけ
できる限り協力します、と言ってくださって嬉しかった。。
家ではひどい躁状態(易怒性、不眠、ミス等)なので、職場で仕事が成り立っているのか心配でした。
上司の方の話だと仕事はしっかりよくやっていると。
ひとまずホッと。

7. カウンセリング
8. 主治医に相談
カウンセリングを再開して、
私個人の感情や想いをはき出して
感情と状況の整理(デトックス)を一緒にしてもらっています。
また、考え方の偏りに気づかせてもらっています。
私の主治医(児童精神科医)には
『長年服薬しない夫に服薬してもらうコツ』
を聞いたり、今後の進め方を相談。
引き続き子ども家庭支援センターと保健師さんに相談するように言われました。
あと、病識のない人が服薬するのは難しいと…(;^ω^)
どうしたら。
*2020年5月13日
主治医が病院を辞めていたことを知りました。
突然すぎる(;´Д`)
7年もお世話になったので挨拶したかった…!
9. 実家
10. 義理家族へ相談
時々娘と実家へ何日か泊りに行きます。
いまは時々ケイさんと物理的に離れるのが大事。
夫婦の冷却期間を置く意味、
お互いのリフレッシュ、
物理的に離れればDV虐待を受けることはないので…
親とはいろいろありましたが、
高齢の親を心配させて世話にもなって、
これからたくさん親孝行するからね…!
いつもありがとう。
ケイさんを最もよく知る義理家族(母親と妹)。
しかし、
妹さんがケイさんへ手紙を書いて(服薬するように伝える内容)手渡しするが効果は薄く。
そして母親の話はまったく聞く耳を持たず…(;^ω^)
「予防」の視点がない医療福祉サービス

あちこち相談する中で気づいた2点。
①医療福祉サービスには予防の視点がない
ことが大きくなってから対応すると
病気もですが、時間もお金も労力もかかります。
夫婦どちらかが入院するとか死亡する、
でないと利用できないサービスがあるのです。
(自治体によるんですかね…?)
夫婦共倒れ寸前の時、
娘のショートステイをお願いしました(窓口は子ども家庭支援センター)。
まずは「養育支援ヘルパー」を利用して様子をみることに。
養育支援ヘルパーさんは本当に助かりました。
ただ、夫ケイさんのDV虐待を防ぐには、
私だけでなくケイさんの育児の負担も軽くする必要がありました。
素早くサービスを入れて問題を大きくしない、
入院になる前に防ぐ。
そういう視点が大事だと私は強く思います。
②主となる支援者がいない
総合的、トータル的な支援者がいてくれたらと感じました。
それぞれの機関の役割でもって助けてはくれたのは本当に助かりました。
しかしそれぞれバラバラで、
特に医療(病院)と福祉が、連携すると言いながら消極的で
なかなか連携に結びつかない縦割りのような感じでした。
まとめ

いろいろな人へ相談するうちに、
家族にとって、自分にとって何が幸せか。
何がどう問題で、
どうすればよい方向へ進むのか。
社会資源(医療福祉サービス)を利用して感じた課題。
いざという時に頼れる人、頼れる範囲。
今回ざっと整理してふり返ることができました。
10の行動を起こす中で確信を持ったのは、
諸悪の根源は寝不足。
寝不足はデメリットしかない。
ケイさんがぐっすり寝てくれたら問題の半分以上は解決すると思う!
次回③は、
ケイさんの躁状態が悪化した原因と2つの大切な気づきついて書きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
