医療

【体験談】断薬・減薬に成功した3つの理由

精神科の薬を何年も飲み続けているけど、少なくしたい、出来るならやめたい。

今回はそんな人へ向けて私の体験談を書きます。
(今回はQ&Aスタイルで書いてみました)

薬の減量・断薬を行う際は、必ず医師と相談しながら進めてください。
あくまで私個人の体験談なので、ほかの人に当てはまるとは限りません。

こんな人へ向けて書きました
  • 精神科の薬(向精神薬など)を減らしたい、やめたい人
  • 減薬、断薬の方法を知りたい人


精神科へ通院して10年あまり。

数年前から2種類の向精神薬の服薬で落ち着いていましたが、
母乳にNGとのことなので妊娠中に減薬・断薬にチャレンジしてみました。

結果

  1. 抗うつ薬(サインバルタ20mg) →断薬に成功
  2. 睡眠薬(ゾピクロン10mg) →断薬し、漢方薬(ツムラ103番・酸棗仁湯)へ切り替え


断薬・減薬に成功した3つのポイント

  1. 2人の主治医(産婦人科、精神科)とよく相談しながら、焦らずゆっくり進めた
  2. 減薬中の「一時的な悪化は既定路線」と肝に銘じ、成功したらラッキーくらいに気楽に構えた
  3. 仕事を辞めて、強い薬が必要な程のストレスがだいぶ減ったタイミングで減薬を始めた

Q1. 断薬・減薬のきっかけは?

主に2つ


1. 母乳育児のため

ゾピクロン(睡眠薬)とサインバルタ(抗うつ薬)は妊婦が飲んでも影響の少ない薬ですが、
「母乳は薬の成分が出るからNG。ミルクで育てましょう。」
と2人の主治医(産婦人科、精神科)から言われてしまって。

夫婦で連携したとしても、深夜に何度も起きてミルクを作る余裕なんてないと思いました。
免疫や栄養価もあってサッとあげられる母乳が楽だと思ったから。
無料だし。
液体ミルクが1番楽かもしれないけど、
まだまだ価格が高いので時々使えるくらいかな。
(母乳の出が悪かったら粉ミルクにします)

2. 薬を少なくしたいとずっと思っていた

精神科へ通院して10年あまり。
向精神薬を飲み続けても症状は変わらず(波は相変わらずある)。

結局、二次障害の鬱が悪化するのは環境要因(直近では職場のストレス)が大きい。
一方で、逃れようのない気圧の変化や季節の変わり目、
PMS(月経前症候群)の影響で慢性的にうつの波に襲われます。

けれどこの先もずっと飲み続けなければならないのか、不安でした。
ピンポイントで狙い撃ちする西洋薬より、
慢性的な症状は体全体の体質を改善する漢方薬がいいのではないか、
と思い始めていました。

また、私は薬剤過敏があります。
一部の向精神薬、一部の解熱剤を飲むと
副作用だけ強く出る、通常量の4分の1程で十分に作用したり。
なので西洋薬自体を少なくしたいとずっと思っていました。

発達障害の薬であるコンサータやストラテラは副作用のほうが強く出てしまったので、
数年前からサインバルタに落ち着いていました。

Q2. いつから、どのくらい時間がかかった?

2種類の向精神薬を飲んでいました。

妊娠17週(5か月)から減薬をスタートし、
28週(8か月)頃に断薬と漢方への切り替えに成功。
かかった期間は約2か月半
 *漢方(酸棗仁湯)は妊娠と母乳に影響の少ないものです。

  1. サインバルタ(20mg) →約1か月で断薬
  2. ゾピクロン(10mg) →約2か月で断薬、漢方へ切り替え

主治医と相談して
いきなり2種類同時に減薬せず、減薬のスタート時期をズラしました

まずは①サインバルタから減薬。
ある程度うまくいったら、②ゾピクロンの減薬をスタートさせました。

Q3. どんな方法で薬を減らしていった?

産婦人科と精神科、2人の主治医と通院日によく相談しながら進めました。


①サインバルタ(20mg)

この薬は20mgが最小量、カプセル形状なので量の微調整ができない。

  1. はじめの2週間は1日おきに服薬
  2. 大丈夫そうだったので、次の2週間で2日おきに服薬
  3. その後は頓服→断薬



②ゾピクロン(10mg)

この薬はMAX 10mgを飲んでいました。
形状は錠剤なので、4分の1ずつ減薬していきました。

  1. はじめの2週間は7.5mg
  2. 次の2週間は5mg →眠れなくなり7.5mgに戻り…
  3. 5mg +漢方1包と併用
  4. 眠れるようになったら2.5mg +漢方2包
  5. 漢方2包に完全切り替え
まどり

子どもの頃から筋金入りの入眠障害なのでゾピクロンの減薬は大変でした。
3歩進んで2歩下がり、ふり出しに戻りかけたことも。
いまは漢方で何とか眠れています。

Q4. 離脱症状は出たか?乗り越え方は?

減薬中は頭痛シャンピリ感が2か月くらい続いて辛かったです。
あまりの身体のだるさから、再びサインバルタを服薬したり。

どこのサイトで見つけたか忘れましたが
減薬中の「一時的な悪化は既定路線」のことばに救われました。
いつでも見れるように手帳にメモ。
うまくいかない時はメモを見返しました。

ミルクを作ってる余裕ない!
絶対に母乳育児!

とか自分を追い込まず、思い詰めず、
まあ10年以上も飲み続けていたから短期間でやめるのは難しいかも、
ダメならダメでしゃーない、
成功したらラッキーくらいの気持ちで気楽に構えていました。

まどり

思いつめず気楽に構える
減薬・断薬に成功した1番大きなポイントかもしれません

Q5. 減薬、断薬した今どんな状態?

断薬と漢方への切り替えに成功してからまだ2か月弱ですが、
突然涙が出たり、落ち込みやすいなど、
相変わらず気分の波はあります。

ただこれらの症状が、うつ状態なのかマタニティブルーなのか正直区別がつきません。
*落ち込みが強い時は追加で漢方(寝る前と同じ酸棗仁湯)を飲んでいます。

睡眠は、睡眠薬(ゾピクロン)より寝つきはイマイチですが、
何とか眠れています。

もうすぐ臨月の今はお腹が大きすぎて
寝返りのたびに目覚めてしまって睡眠の質はイマイチ。
(これはゾピクロンを飲んでも変わらないと思う)

まとめ

今のところ減薬・断薬に成功はしました。

成功のポイントは私の場合、下の3つでした。

  1. 2人の主治医(産婦人科、精神科)とよく相談しながら、焦らずゆっくり進めた
  2. 減薬中の「一時的な悪化は既定路線」と肝に銘じ、成功したらラッキーくらいに気楽に構えた
  3. 仕事を辞めて、強い薬が必要な程のストレスがだいぶ減ったタイミングで減薬を始めた

間もなく迎える出産を乗り越えて
子育てに入ったらまたいろいろ悩みが出てくると思います。

その時、いま飲んでいる漢方だけで間に合うかわかりません。

ただ、子どもの離乳食が始まる5〜6か月頃までは母乳で育てたいです。
(昼間はミルクとの混合も検討。赤ちゃんと私のおっぱいの状態による)

とりあえず、今のところ断薬・減薬がうまくいっているのでブログにまとめてみました。

まどり

向精神薬の減薬をしたい人の、何かヒントになってくれたら嬉しいです!

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